カーペット張替えの施工事例~ウールカーペット~ 東京都世田谷区の施工例

こんにちは、輸入カーテンと住宅リフォームの専門店「ルドファン」です。
カーペットと張替についてのブログです。

床にカーペットを敷いてある場所といえば近年は専ら「ホテル」や「高級旅館」でしょうか。
フローリングがメインの床材である近年の一般住宅にカーペットが敷いてある面積は0.5%程度といわれています。
昭和の時代はカーペットが主流の床材でしたが、ダニや埃に関するネガティブキャンペーン以来カーペットの需要は激減してしまいました。当時は、科学的に証明出来なかったためカーペットが「アレルギーの根源」のように悪者にされてしまったんですね。
その後の検証でカーペットのダニ問題は「無実」を証明されました。

兵庫県西宮市は昭和62年5月から平成元年12月にかけ、小児喘息患者を対象に、ダニとそれによる症状の推移を定期的に調査。
その結果、喘息の誘発は寝具のダニが強く関係しており、とくに掛布団との関連が強いことが分かった。寝室を含めて床のダニ数と喘息発作との関連はあまり認められなかった。
また西宮市は平成元年2~3月にかけ、市立の幼稚園、小学校、中学校の学童などを対象にした喘息調査を実施(回収調査書4万枚)。子どもたちの寝室などの床材と各症状(喘息、アトピー、鼻炎など)の有症率を調べた結果、喘息の有症率についてはカーペットが最も低かった。他のアレルギー疾患においても、カーペットは他の床材との有意差はなかった。(画像参照)
この西宮市の調査結果をみると、ダニアレルギー・アレルギー症状と床材との関連性は低いことがはっきりした。床材は何であれ、清潔に保つことが大事だということが分かる。 【日本カーペット工業組合HPより抜粋】

住宅用床材ごとの有症率 日本カーペット工業組合資料

住宅用床材ごとの有症率
日本カーペット工業組合資料

日本カーペット工業会が制作した動画も興味深い映像です。

カーペットの歴史はかなり古く、8000年前から存在するといわれています。カーペットに座っていられるのは上層階級の人の特権だったそうです。
太古の昔から羊は大切な家畜として育てられました。人間の栄誉源となる乳を出し、毛は衣服やカーペットに、肉はタンパク源。
そのことから見てみると、カーペットはウールで作られていたことがわかります。

ウールカーペットのメリット
柔らかい踏み心地
  部屋に入ってから外出するまで、一番長い時間触れているのが床材です。
優れた断熱性と保温性
  夏涼しく、冬暖かい。
優れた調湿機能
  6畳ほどの大きさでコップ8杯分くらいの水分は吸収します。
空気清浄機能
  毛に含まれるアミノ酸の効果でホルムアルデヒドを40分で0にする能力があります。
ハウスダスト抑制
  付着した埃はカーペットがキャッチ。空気中に舞い上がることを抑えてくれます。
そのほかにも、高耐久性、防音性、防汚機能などあげたらきりがありません。

高級ホテルなどで多く用いられている理由がおもてなしや雰囲気だけで無く、優れた耐久性が評価されていることがわかります。

さて、前置きが長くなりましたが「ウールカーペット」の施工例をご紹介します。
今回使用したカーペットは大阪の老舗メーカー「堀田カーペット」の純国産カーペットです。
住宅における需要の減少から製造メーカーは減少し、最後のメーカーといわれています。

既存カーペット 剥がし

既存カーペット 剥がし

カーペットを剥がすとフェルトと呼ばれるクッション材が現れます。
このまま再使用する場合と、交換する場合と2通りの施工方法があります。再利用の場合は家具など重量物が設置されていた場所や出入りの激しい場所は部分的に交換することをお勧めしています。

アンダーレイ「フェルト」の撤去

アンダーレイ「フェルト」の撤去

クッション材のフェルトを撤去すると建物の下地が見えてきます。こちらの現場は直置きタイプのマンションで、コンクリートの駆体が現れています。

フェルトを剥がすとコンクリートの駆体が現れました。

フェルトを剥がすとコンクリートの駆体が現れました。

カーペットを剥がすと下地の床には建築当初のモルタルの粉のような粒子の細かい砂のような物が堆積していました。

建築当時の細かい砂を除去

建築当時の細かい砂を除去

フェルトを新しくする場合は、このように床を掃除機で全て吸い取ります。

砂の除去後

砂の除去後

すっかり綺麗になりました。

カーペットクッション材「ハイクッション」

カーペットクッション材「ハイクッション」

既存のフェルトは「合繊フェルト」といって、繊維の塊で作った物。これに対して、写真のフェルトは「ハイクッション」といってスポンジ状のウレタンで出来ています。クッション性が高く耐久性があります。

ハイクッションを敷き詰めたところ。

ハイクッションを敷き詰めたところ。

ハイクッションが敷き詰められました。この状態でも気持ちの良い踏み心地です。

ウールカーペット施工中

ウールカーペット施工中

カーペットはお部屋の大きさより大きくカットした物を置いてから、カーペットの目と壁のラインを合わせて固定をしていきます。

カーペット ジョイントの施工中

カーペット ジョイントの施工中

空間がカーペットより大きい場合、直角に曲がっている場合などは、ジョイントをします。ジョイントといっても縫い合わせるのではなく、熱で溶けるテープを裏から当てて隙間のないように接着します。これを「ヒートボンドジョイント」といいます。
2枚のカーペットの目を合わせること、隙間を作らないこと、ほつれを出さないことといったかなり高度の技術が要求されます。
特に今回採用したウィルトンカーペットは施工が難しく、専門の職人さんでないと綺麗に張ることが出来ません。
写真の職人さんは、20年以上も前からずっとお願いしているカーペットを最も得意とする方です。

ウィルトンカーペット 張替え 完成!

ウィルトンカーペット 張替え 完成!

如何でしたか。実はハイクッション+カーペットは堀田カーペットがベストな組み合わせとして推奨している施工方法で、踏み心地はものすごく良いです。ウールカーペットは敷き始めからしばらくは遊び毛がでるため、こまめな掃除機掛けを必要とします。これは、ウールは短い羊の毛を撚って糸にしているので、カーペットの上を歩くことで、細かい毛が出てくる現象のことをいいます。ダイソンのような回転ローラーのある掃除機をお使い頂くことをお薦めします。
カーペットは、敷いて完成ではなく一緒に育てていく床材です。効果はじわじわと現れてきますので、楽しみにしていてください。
カーペットの選定、カーテンや壁紙などとのトータルコーディネート、施工に至るまで経験と実績豊富な当店にご相談ください。
ご来店の際に概算のご予算をお伝えすることも可能ですので、お部屋のおおよその大きさ(畳数)をお伝えください。
図面をご提示いて頂いてもお見積り可能です。

カテゴリー: カーペット, 内装工事 タグ: , パーマリンク
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